大関陥落の条件と知られざる舞台裏!特例復帰の壁と歴代力士の衝撃復活劇
大関陥落の条件と知られざる舞台裏!特例復帰の壁と歴代力士の衝撃復活劇に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。
大関から関脇に陥落した力士には、救済措置として「大関復帰の特例制度」が用意されています。このルールは1969年(昭和44年)7月場所に制定されたもので、関脇へ転落した直後の本場所で10勝以上の勝ち越しを収めれば、翌場所に無条件で大関へ復帰できるという規定です。
もし転落直後の場所で9勝以下、または負け越し・休場となった場合、この特例権利は完全に消滅します。その後に再び大関へ返り咲くためには、通常の大関昇進基準である「三役(関脇・小結)の地位で3場所連続33勝前後」を一から積み直さなければなりません。
過去にこの特例制度を利用して大関復帰を果たした達成者は、以下の通り限られた名力士のみです。
【特例による大関復帰の過去達成者】
・三重ノ海(1976年)
・貴ノ浪(1999年)
・武双山(2000年)
・栃東(2004年・2005年の計2回達成)
・栃ノ心(2019年)
・貴景勝(2019年)
転落直後の場所は精神的なショックと怪我の痛みが残る中での土俵となるため、関脇で二桁白星を挙げるハードルは極めて高く、制度制定以降でも達成例はごくわずかです。