咳のしすぎで肺が痛い原因は?骨折や気胸の危険サインと受診目安

咳のしすぎで肺が痛い原因は?骨折や気胸の危険サインと受診目安の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

Q1:肺そのものが痛んでいるわけではないのに、なぜ胸の奥が痛いと感じるのですか?
A1:肺組織自体には知覚神経が通っていませんが、肺を包んでいる「壁側胸膜」や、胸壁の内側、肋骨を取り巻く骨膜には痛覚神経が張り巡らされています。肺の病変が胸膜に波及したり、咳の圧力で骨膜や筋肉に過大な負荷がかかったりすると、脳はそれを「胸の奥(肺のあたり)が痛い」と錯覚して認識します。

Q2:息を大きく吸い込んだときだけズキッと痛むのは、骨折でしょうか?それとも病気ですか?
A2:大きく深呼吸した瞬間だけに局所的な鋭い痛みが走る場合、肋骨骨折(ヒビを含む)または胸膜炎の可能性が高くなります。息を吸うと胸郭が広がるため、折れた骨同士が擦れ合うか、炎症を起こした胸膜同士が接触することで強い痛みが生じます。押して痛い部位があるなら骨折、高熱や全身倦怠感を伴うなら胸膜炎を疑い、胸部レントゲン撮影が可能な呼吸器内科や整形外科を受診してください。

Q3:市販の湿布を痛いところに貼っても効果はありますか?
A3:呼吸筋の筋肉痛や軽度の打撲様損傷であれば、消炎鎮痛成分を含む湿布によって局所の痛みが緩和されることがあります。ただし、冷感によって一時的に痛みが紛れるだけで、肋骨の骨折そのものが治癒したり、気胸や肺炎の病巣が消えたりするわけではありません。原因疾患を隠蔽してしまう恐れもあるため、湿布はあくまで補助的な対症療法にとどめ、根本診断を優先させてください。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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