エアコンのDiy取り付けは本当に得か?爆発・ガス漏れ事故の真実
エアコンのDiy取り付けは本当に得か?爆発・ガス漏れ事故の真実の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。
現在、掲示板やSNS上で語られるエアコンDIYネットの反応を分析すると、成功を誇る声の裏側に、多くの後悔と挫折の記録が埋もれています。
「YouTubeの解説動画を何度も見て簡単そうだと思い挑戦したが、壁の配管穴に硬い銅管を通す際、誤って配管を直角に折損(座屈)させてしまった。冷媒が通らなくなり、結局新品の配管を買い直して業者を呼ぶ羽目になった」(30代男性・戸建て住宅)
「フレア加工のバリ取りが甘かったらしく、設置から3日後に『シュー』という音とともに冷媒ガスが全量噴出。白い煙のような冷媒ガスとオイルが室外機周辺に充満し、近隣住民から通報されそうになった。火花が散っていたらと思うと背筋が凍る」(40代男性・DIY歴5年)
現場で20年以上エアコン施工に従事するベテラン電気工事士は、取材に対して次のように現場の過酷さを語ります。
「動画では作業スペースが広く明るい室内で、手慣れたプロがスムーズに配管をつないでいますが、現実は違います。室外機は狭いベランダの隅や、身動きの取れない狭小地、泥まみれの地面に置くケースが大半です。夏場の酷暑の中、汗が目に入り手元が滑る状況下で、0.1ミリの歪みも許されないフレア加工を決められるか。プロは配管の手応え、トルクレンチのクリック感、マニホールドの針の挙動ひとつに長年の感覚を総動員しています。素人の方が道具だけ揃えて一発勝負で挑むのは、目隠しで高所を渡るようなものです」
ネット上の「できた」という報告は、偶然ガス漏れが表面化していないだけか、数ヶ月後にジワジワと冷えなくなっている実態を追跡していない生存バイアスに過ぎないケースが少なくありません。