生長の家分裂の真相と現在|教団本部と本流派の対立を徹底検証
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インターネット上の言説や週刊誌報道で頻繁に見られるのが、「生長の家は日本最大の右派組織・日本会議の黒幕である」という俗説です。これは近現代史の経緯を切り取ったことによる典型的な誤認であり、現在の生長の家教団本部と日本会議は、友好的どころか完全な敵対関係にあります。
歴史的な事実として、日本会議の事務局中枢を担ってきた「日本青年協議会」の幹部たち(椛島有三ら)は、1960年代後半に生長の家の学生組織「生長之家学生会全国総連合(生学連)」で活動していた若者たちでした。彼らは当時の全共闘運動に対抗し、民族派学生運動を牽引した世代です。その意味で、日本会議の組織的ルーツの一部が過去の生長の家にあることは否定できない事実です。
しかし、生政連の解散と雅宣総裁の台頭により、政治介入を忌避しリベラル路線へ舵を切った教団本部と、右派政治運動の継続を求めた青年幹部たちは完全に決裂しました。教団本部は公式声明において、「日本会議の主張する改憲案や政治的主張は、現在の生長の家の教えとは相容れない」と明言しており、国政選挙でも自民党推薦候補への対抗馬支持を呼びかけるなど、公然と反旗を翻しています。かつての弟子たちが育てた政治勢力と、本家である教団本部が思想的に真っ向から衝突しているのが、この問題の隠された実相です。