ブルーベリーの夏剪定を怠ると実がつかない?収穫後に行うプロの極意
ブルーベリーの夏剪定を怠ると実がつかない?収穫後に行うプロの極意に関するポイントを徹底的にまとめました。詳細な解説をご確認ください。
Q1:まだ果実がパラパラと残っている段階で夏剪定を始めても問題ありませんか?
A1:原則として、すべての収穫が完全に終わるまで本格的な剪定は待つべきだ。果実が着生している状態で枝を切り落とすと、養分の転流バランスが崩れ、残った果実の肥大や糖度上昇がストップしてしまう。ただし、明らかに果実がついていない完全な空枝であり、周囲の実に影を落としている極端な徒長枝に限り、先端を軽く摘心する程度の処置であれば先行して行っても差し支えない。
Q2:収穫後の手入れと管理として、剪定以外に同時にやっておくべき作業は何ですか?
A2:夏剪定と並んで極めて重要なのが「お礼肥(おれいごえ)」と「マルチングの補充」である。実を成らせて体力を消耗した樹体に対し、速効性の有機液肥や規定量の化成肥料を少量施すことで、秋までの2次成長を強力に後押しする。また、強烈な西日による地温上昇と乾燥を防ぐため、株元に針葉樹樹皮(バークチップ)やピートモスを5〜10cmの厚みで敷き詰め、根を熱から保護する環境を整えることが成否を分ける。
Q3:切り戻した場所から新しい枝がまったく伸びてこない場合はどうすれば良いですか?
A3:ハサミを入れた時期が遅すぎたか、あるいは根詰まりや根腐れによって樹勢そのものが著しく低下している可能性が高い。8月下旬を過ぎると植物ホルモンの働きが休眠準備へ移行するため、切断部から無理に枝を吹かせようと大量の肥料を与えるのは逆効果である。この場合は追肥を直ちに中止し、過湿を避けつつ秋を迎えさせ、冬の休眠期に適切な植え替えや冬剪定で樹勢回復を図るのが賢明な対処法となる。