鋼の錬金術師アニメ2作の違いを徹底比較!結末の真相とおすすめ順
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2作の最大の相違点は、「ホムンクルスの設定」と「真理の扉の向こう側の世界」、そして「物語の着地点」にあります。
2003年版におけるホムンクルスは、「人体錬成に失敗した際に生じる副産物」として描かれます。かつて誰かが愛する者を蘇らせようとして失敗した肉体の成れの果てであり、錬成しようとした故人の記憶や容姿を部分的に引き継いでいます。例えば、スロウスはエドとアルの母親であるトリシャの姿をしており、ラースはイズミ・カーティスが産み落とせなかった赤ん坊の成れの果てです。自らの存在理由と「人間になりたい」という切実な渇望を抱えた哀しい怪物として描かれ、黒幕であるダンテという老錬金術師に利用されていました。
対して原作準拠の『FA』におけるホムンクルスは、アメストリスの建国に関わった黒幕「お父様(フラスコの中の小人)」が、自身の中から切り離した7つの大罪(傲慢、色欲、強欲、嫉妬、怠惰、暴食、憤怒)を賢者の石を核にして実体化させた存在です。誕生の経緯から能力、キャラクターの役割に至るまで、両作で完全に差別化されています。
比較項目2003年版(第1作)2009年版『FA』(第2作)編集部の分析・着眼点話数・放映期間全51話+劇場版(2003–2004年)全64話(2009–2010年)話数はFAが長いが、序盤の展開スピードはFAの方が圧倒的に速い。物語の準拠元中盤以降は完全オリジナル展開原作漫画(全27巻)に完全準拠2003年版は荒川弘氏の公認のもと、独自の哲学と結末を構築。ホムンクルスの起源人体錬成失敗の産物(故人の記憶を持つ)「お父様」が自身から切り離した7つの感情2003年版はエド側の罪悪感をえぐる設定、FAは神に抗う巨悪の眷属。黒幕・ラスボスダンテ(肉体を乗り換え延命する錬金術師)お父様(フラスコの中の小人)ダンテは個人の執着・利己心、お父様は国規模の神格化というスケール差。「門」の向こう側我々の生きる現実世界(1920年代ヨーロッパ)真理(万物であり全、神そのもの)2003年版の現実連動ギミックは当時大きな衝撃と議論を呼んだ。結末のトーンほろ苦く重厚なビターエンド(劇場版へ続く)伏線全回収のカタルシスあるハッピーエンド後味の爽快感を重視するか、文学的な余韻を好むかで評価が二分。主要キャストエド:朴璐美/アル:釘宮理恵
マスタング:大川透/ホークアイ:根谷美智子エド:朴璐美/アル:釘宮理恵
マスタング:三木眞一郎/ホークアイ:折笠富美子エルリック兄弟は不変。軍部やホムンクルス陣営はFAで大幅に刷新。