実写映画公開から10年――『ちはやふる』ロケ地が今なおファンを惹きつける理由と2026年の聖地巡礼トレンド
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滋賀県大津市に佇む近江神宮。ここは『ちはやふる』を語る上で絶対に外せない場所だ。全国大会の舞台であり、名人戦・クイーン戦が行われる「かるたの殿堂」である。
一歩足を踏み入れると、あの印象的な朱色の楼門が目に飛び込んでくる。主人公・綾瀬千早たちが石段を駆け上がり、決意を新たにしたあのシーンが脳裏に鮮明に蘇るはずだ。参拝客の多くが、今でも映画のポスターと同じアングルで写真を撮影している。静寂な境内に響く風の音と、時折聞こえる玉砂利を踏む音。時が止まったかのような厳かな空気が、そこには流れている。