火葬場の煙突はなぜ消えた?煙と臭いを出さない最新技術の裏側

火葬場の煙突はなぜ消えた?煙と臭いを出さない最新技術の裏側についての真相を徹底解説します。

火葬場の設備が一気にハイテク化した決定的な契機が、1999年に制定された「ダイオキシン類対策特別措置法」です。火葬炉も同法の規制対象となり、排気ガス中のダイオキシン類濃度を極限まで低減することが義務付けられました。

ダイオキシンは300℃前後の温度域で再合成されやすい性質を持っています。そのため、現代の火葬場では以下のような高度な排気ガス処理システムが標準装備されています。

再燃焼炉を出た約800℃の排気ガスは、冷却装置によって一気に200℃以下まで急冷され、ダイオキシンの再合成をシャットアウトします。その後、特殊なバグフィルター(高性能集塵機)や活性炭吸着装置を通過させることで、微細な粉塵や有害物質を徹底的に捕集します。

徹底した処理プロセスを経た排気は、大気汚染防止法などの環境基準を大幅に下回るクリーンな気体となり、外部へ排出されます。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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