ケトン臭はどんな臭い?除光液や甘酸っぱい体臭の正体と改善法

ケトン臭はどんな臭い?除光液や甘酸っぱい体臭の正体と改善法についての最新情報をご紹介します。

ケトン臭の匂い立ちについて、医療現場や体験者の間では主に「マニキュアの除光液のようなツンと鼻を突く揮発性化学物質の匂い」、あるいは「リンゴなどの果物が発酵・腐敗したような甘酸っぱい匂い」と表現されます。汗腺や皮脂腺から漂う加齢臭や汗臭さとは異なり、鼻腔の奥に突き刺さるような独特の揮発感を伴う点が最大の特徴です。

この異臭の主成分は、ケトン体の一種であるアセトンです。人体は活動エネルギー源となるブドウ糖(グルコース)が枯渇すると、代替エネルギーとして肝臓で中性脂肪を分解し、「アセト酢酸」「3-ヒドロキシ酪酸」「アセトン」という3種類のケトン体を合成します。このうちアセト酢酸と3-ヒドロキシ酪酸は心筋や骨格筋でエネルギーとして再利用されますが、アセトンだけはエネルギーにならず、血液を巡って肺の毛細血管から呼気中へ、あるいは汗や尿中に排出されます。

呼気として吐き出される揮発性のアセトンはまさに除光液の主原料そのものであるため、会話の瞬間に「マニキュアを落とした直後のような薬品臭」として他人に知覚されます。さらに、汗や皮脂に含まれる脂肪酸や皮膚常在菌とアセトンが混ざり合うことで、体表からは「甘酸っぱい果物の腐敗臭」へと変化し、衣服や肌着に頑固に染み付いていきます。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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