追い抜きと追い越しの違いとは?進路変更の罠と違反リスク徹底解剖

追い抜きと追い越しの違いとは?進路変更の罠と違反リスク徹底解剖について見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。

警察庁の交通指導取締りデータや高速道路警察隊の現場取材記録を分析すると、ドライバーが意図せず検挙されるパターンの筆頭に「左側からの追い越し(追越方法違反)」が浮上します。

道路交通法第28条第1項には「他の車両を追い越そうとするときは、その左側を通行しなければならない」とする特定の例外(右折のために道路中央に寄っている前走車を抜く場合など)を除き、原則として追い越しは右側を通行しなければならないと明記されています。では、なぜ左側からの追い越しがこれほど厳しく禁じられているのでしょうか。

その最大の理由は、左ハンドル車が極端に少ない日本国内の交通において、右側運転席からの死角が圧倒的に左後方に集中するためです。左側から急に進路を変えて前方に割り込まれると、前走車のドライバーはサイドミラーの死角に入った後続車を視認できず、接触事故を回避できません。

実際の高速道路上では、SNS等でも頻繁に炎上する「追越車線に居座るマイペース走行車」が引き金となり、後続車が痺れを切らして左側の走行車線へ車線変更し、一気に前走車を抜き去って再び右車線へと戻っていく危険な光景が散見されます。この一連の動作は完全な「左側からの追い越し」に該当し、後続車側が追越方法違反で青切符を切られることになります。

道路法規の根幹には「車両通行帯とキープレフトの原則(道交法第20条)」が存在します。複数車線がある高速道路において、一番右側の車線はあくまで「追い越しのための車線」であり、追い抜きや追い越しが完了した車両は速やかに走行車線へ復帰する法的義務を負っています。「左抜きをした車」が違法であると同時に、左抜きを誘発する原因となった「追越車線を漫然と走り続けた前走車」もまた、車両通行帯違反という明白な違法行為を犯している事実に目を向ける必要があります。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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