創業400年金沢「森八」の真価|日本三名菓の秘密と本音の評判
創業400年金沢「森八」の真価|日本三名菓の秘密と本音の評判の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
森八の看板として全国に知れ渡るのが、越乃雪(新潟県長岡市)、山川(島根県松江市)と並び「日本三名菓」の筆頭に数えられる「長生殿(ちょうせいでん)」です。その誕生は江戸時代初期の寛永年間、加賀藩三代藩主・前田利常公の命によって生み出されました。
日本三名菓 由来の歴史を紐解くと、利常公が茶道の手ほどきを受けた小堀遠州に菓子の命名と揮毫を依頼したことが始まりとされています。遠州自筆の「長生殿」の篆書体(てんしょたい)が木型に彫り込まれ、四百年を経た現在も当時の意匠を厳格に継承しています。
長生殿の原料は極めてシンプルでありながら妥協がありません。四国・徳島県特産の最高級「阿波和三盆糖」と、北陸特産の良質なもち米粉(新大正糯)のみを用い、熟練の職人が木型に打ち出して乾燥・熟成させます。口に含んだ瞬間にすっとほどけ、雑味のない上品な甘みとほのかな香ばしさが広がる感覚は、まさに森八 加賀藩御用達の品格を物語っています。