ブリーチなしグレーアッシュの真実!黒染め化を防ぐオーダー術と色落ち検証
今注目を集めている ブリーチなしグレーアッシュの真実!黒染め化を防ぐオーダー術と色落ち検証について、主要な情報を整理して公開しています。
「ブリーチなしグレーアッシュで透明感は本当に出るのか?」という疑問に対し、カラーリスト歴15年を超える表参道のトップスタイリストは次のように証言します。『バージン毛(カラーをしていない完全な黒髪)から一度の施術でグレーアッシュを入れた場合、照明の当たらない室内ではほぼ黒髪に見えます。しかし、自然光に透けた瞬間に黒特有の重さが消え、まろやかなスモーキーさが出る。これを“透明感”と捉えるか“ただの黒”と捉えるかで評価が真っ二つに分かれます』。
日本人の自毛には、赤褐色を帯びた「ユウメラニン」がぎっしりと詰まっています。グレー(無彩色)やアッシュ(青・青紫)は寒色系であるため、補色の関係にあるメラニン色素の赤みと真っ向からぶつかり合います。脱色を行わずに染料のみを毛髪内部へ流し込むと、元の暗さに青黒い染料が重なるため、肉眼では4〜5トーン相当の極暗髪に知覚されやすいのです。
では、ブリーチを行わずにしっかりとした「透け感」を得るには何が必要なのでしょうか。決定的な境界線は「来店時のベースの明るさ」にあります。すでにヘアカラー履歴があり、髪色が9〜10トーン程度までリフトアップされている状態であれば、ブリーチを挟まずともアッシュ特有のくすみとグレーの柔らかなベールが見事に表現されます。完全な黒髪からスタートする場合は、初回で無理に高明度を狙うのではなく、ややトーンを上げつつ赤みを削り、2〜3回にわたって同じ系統の寒色を重ねていく「カラーの育成アプローチ」が不可欠となります。