「いないはずの虫が見える」幻覚の正体とは?原因と受診科の判断基準

「いないはずの虫が見える」幻覚の正体とは?原因と受診科の判断基準の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

視界に虫のような黒点が見える場合、眼球内の硝子体混濁による「飛蚊症」であるケースも少なくありません。しかし、脳神経や精神に起因する幻視とは見え方や持続性が明確に異なります。以下の比較表で特徴の違いを確認してください。

病態・疾患名特徴的な見え方・症状発生部位・発症機序推奨される受診科生理的・病的飛蚊症視線を動かすと同じ方向に黒い点、ゴミ、糸くず、蚊のような影が追従して動く。眼球内(硝子体の濁り・後部硝子体剥離・網膜裂孔)眼科レビー小体型認知症床、壁、布団の上をリアルな虫や小動物が這う。人物が立っているように見えることもある。大脳皮質・脳幹(αシヌクレインの蓄積・視覚野変性)脳神経内科 / 老年精神科 / 物忘れ外来シャルルボネ症候群虫、幾何学模様、花柄などが鮮明に見えるが、本人は「幻である」と冷静に自覚している。視覚遮断による大脳後頭葉視覚野の脱抑制眼科(原疾患治療) / 脳神経内科せん妄 / 離脱症状夕方から夜間に悪化。無数の虫や影に怯え、興奮して大声を出す・払いのける動作を行う。全身状態の悪化、脳循環不全、アルコール離脱内科 / 救急科 / 精神科寄生虫妄想(エクボム)「皮膚の下に虫がいる」と感じ、皮膚を掻きむしって傷を作る。皮膚片を証拠として持参する傾向。中枢神経ドパミン代謝異常、末梢神経障害、精神病性障害精神科・心療内科 / 皮膚科連携
山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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