耳鳴りでブーンと続く低音の正体は?放置厳禁のサインと最新治療

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耳の奥でくすぶり続ける鈍い異音。その背景には、迅速な治療を要する複数の疾患が存在する。代表格が「急性低音障害型感音難聴」だ。20代から40代の働き盛り、特に女性に多発する傾向があり、突如として低い音だけが聞き取りにくくなり、閉塞感や低音耳鳴りが現れる。発症直後のステロイド投与など適切な処置を行えば回復率は高いが、放置すると慢性化のリスクが跳ね上がる。

さらに警戒すべきは、19世紀のフランスの医師プロスペル・メニエールが報告したことで名を知られるメニエール病だ。激しい回転性めまいと難聴、耳鳴りを反復するこの病態は、厚生労働省の特定疾患(難病)にも指定されている。初期段階ではめまいを伴わず、低音の耳鳴りや耳閉感だけが先行することも珍しくない。また、鼻と耳をつなぐ管が開閉不全を起こす耳管狭窄症でも、気圧変化に対応できず同様の重低音ノイズが生じる。自己判断による経過観察は極めて危険だ。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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