クラピアを植えてはいけない?後悔するデメリットと繁殖力の真相

クラピアを植えてはいけない?後悔するデメリットと繁殖力の真相について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をお届けします。

ネット上で「クラピアは生態系を破壊するから植えてはいけない」と過剰に批判される背景には、類似植物であるクラピアとヒメイワダレソウ(リピア)の違いに関する深刻な混同が存在します。

ヒメイワダレソウ(学名:Phyla canescens)は中南米原産の外来種で、種子を大量に飛ばして野生化し河川敷や農地を侵食するリスクがあることから、環境省によって「重点対策外来種」に指定されています。一方、クラピアは国内に自生するイワダレソウとヒメイワダレソウを掛け合わせ、宇都宮大学の故・倉持仁志農学博士が10年以上の歳月をかけて品種改良した日本生まれの登録品種です。

決定的な違いは「不稔性(種子を作らない性質)」にあります。クラピアは種ができないため、鳥のフンや風に乗って遠くの自然界へ勝手に拡散する危険がありません。あくまで人の手によって植えられた区画内でのみ匍匐茎(ランナー)を伸ばして広がるため、境界管理さえ適切に行えば生態系を脅かす心配はないと公式の研究機関でも証明されています。

さらにクラピアは種苗法に基づく登録品種であり、無断での増殖やフリマアプリ等での譲渡・販売が法律で厳格に禁止されています。正規の販売代理店以外から入手した安価な苗は、生態系リスクの高いヒメイワダレソウである可能性が高いため、購入経路の確認が極めて重要です。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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