『魚・魚・魚』の元ネタとおさかな天国ヒットの真相!歌手の現在まで
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『おさかな天国』をめぐる最も熱心な議論のひとつが、「一体誰が歌っていたのか」というボーカルの正体である。実は、現在広く認知されている公式メジャー盤の歌い手と、黎明期にスーパーで流れていた最初期の音源では、おさかな天国 歴代歌手の顔ぶれが異なっている。
1991年の制作当初に吹き込まれたオリジナル音源を歌っていたのは、当時スタジオミュージシャンやCMソングで活躍していたボーカリスト・佐伯純代氏など、複数の非公式・業務用テイクが存在していた。売り場によって「少し声が違うバージョンが流れていた」という平成初期の買い物客の記憶は、単なる勘違いではなく、複数の配信用マスターテープが存在した事実に基づいている。
そして2002年の社会現象化に伴い、メジャーリリース用の正式なメインボーカルとして抜擢されたのが、柴矢裕記(しばや ひろのり)氏である。柴矢氏は1980年代前半にテクノポップバンド「ジューシィ・フルーツ」のリードギタリスト・ボーカルとして活動した実力派ミュージシャンだ。彼が持つ軽快で乾いた、どこかユーモラスでありながら抜けの良い声質が、子どもから高齢者までを惹きつける決定打となった。
気になるおさかな天国 歌手 現在の柴矢裕記氏の動向だが、大ヒット後も商業主義に過度に染まることなく、音楽プロデューサーや作曲家、ギタリストとしてマイペースに第一線で音楽活動を継続。妻であり『おさかな天国』の作曲者でもある井上望氏とともに音楽制作を手掛け、地域の音楽イベントや専門学校での後進育成にも携わっている。特番インタビュー等で振り返られた本人の回顧録でも、「予期せぬ形での再ブレイクに驚いたが、子どもたちが魚を食べるきっかけになったなら音楽家としてこれ以上の光栄はない」と語られており、商業的成功以上に食育文化への貢献を誇りにしている姿勢が印象的だ。