根巻きコンクリートの役割と施工基準|ひび割れ放置のリスクと耐震改修

根巻きコンクリートの役割と施工基準|ひび割れ放置のリスクと耐震改修に関する話題のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

DIY情報や一部の簡易補修解説において、「グラグラする柱や錆びた支柱の周りに、ホームセンターのインスタントコンクリートを厚く塗れば頑丈になる」といった言説が見受けられますが、これは極めて危険な誤解です。

最大の盲点は、鉄筋(帯筋・主筋)の入っていない「無筋コンクリート巻き」は引張力に対して無力であるという事実です。コンクリートは圧縮には強いものの、引張強度は圧縮強度の10分の1程度しかありません。地震や強風で柱が揺れた際、鉄筋で拘束されていない無筋コンクリートは一瞬で割れて剥落し、基礎としての機能を全く果たしません。

さらに、鉄骨柱の既存塗膜や錆を落とさずにそのままコンクリートを流し込むと、鋼材とコンクリートの付着強度がゼロとなり、隙間に毛細管現象で水が吸い上げられ、内部腐食が外から見えない状態で猛烈に進行します。

また、根巻きコンクリート撤去解体費用に関する見落としも多く発生しています。単なるブロックの撤去と異なり、鉄骨本体やアンカーボルトを傷つけないよう慎重な「手はつり作業」が必要となるため、予想以上の人件費と産廃処分費が発生する点には留意が必要です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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