モロッコインゲン栽培で実がつかない本当の原因とプロが教える大量収穫術
モロッコインゲン栽培で実がつかない本当の原因とプロが教える大量収穫術に関する最新の話題を丁寧に解説いたします。
畑のスペースが確保できない都市部でも、用土と鉢の選定さえ誤らなければ、プランター栽培で十分な収穫量を叩き出すことが可能です。
使用する容器は、1株あたり土容量15リットル以上、深さ25〜30cm以上の深型プランターが適しています。一般的な65cm標準プランターであれば、つるあり種なら2株、つるなし種なら3株程度が適正密度です。土壌は水はけと保水性のバランスが良い市販の野菜用培養土に、通気性を向上させるパーライトや腐葉土を1割ほどブレンドすると根張りが格段に良くなります。酸度(pH)は6.0〜6.5の弱酸性を好むため、古い土を再利用する場合は事前に苦土石灰を1平方メートルあたり100g程度施し、中和させておく必要があります。
水やりの管理においては、発育ステージに応じたメリハリが肝心です。種まき直後から本葉が展開するまでの幼苗期は、過湿による根腐れを防ぐため「土の表面がしっかり乾いてから与える」ペースを守ります。しかし、草丈が伸びて開花・着莢期に入った後は、朝の涼しい時間帯に鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと注ぎ込みます。真夏のベランダ環境では土壌温度が上がりやすいため、日中の猛暑下での給水は避け、早朝または夕方に水やりを行うのが健全な根を保つポイントです。
また、マメ科特有の連作障害に対する配慮も忘れてはなりません。インゲン属やエンドウ属、エダマメなどを育てた土壌には特定の病原菌や線虫が蓄積しやすいため、同一用土や同じ区画での連続栽培は最低2〜3年の輪作年限(休止期間)を設けるのが基本原則です。プランターの場合は新しい培養土に入れ替えるか、太陽熱消毒と善玉微生物資材の投入による土壌再生処理を施すことが推奨されます。