新幹線の3列シートでB席が広い理由と快適な指定席選びの極意
新幹線の3列シートでB席が広い理由と快適な指定席選びの極意の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
新幹線の車体全幅は、在来線車両(約2,950mm〜3,000mm)よりも格段に広い約3,360mm〜3,380mmの車両限界規格で作られています。標準軌(1,435mm)の強固な軌道構造を活かしたこのワイドな車体を最大限に活用し、大量高速輸送の社会的使命を果たすために導き出されたのが「3列+2列」の座席配置です。
東海道新幹線の1編成(16両編成)あたりの定員は1,323名(普通車・グリーン車合計)に達します。仮に全車を2列+2列にした場合、列車1本あたりの輸送能力が約20%減少し、ピーク時の運行ダイヤ維持や運賃設定に重大な影響を及ぼします。人間が自然に行き違える通路幅(約600mm)を中央に確保しつつ、1席あたりの快適性を損なわずに定員を最大化する計算の結晶が、この左右非対称レイアウトです。