高血圧に甘酒は逆効果?米麹と酒粕の違いや血圧を下げる新事実

高血圧に甘酒は逆効果?米麹と酒粕の違いや血圧を下げる新事実の重要なポイントについて、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

血管によい成分が含まれているにもかかわらず、甘酒の血圧に対する逆効果の理由として最も警鐘が鳴らされているのが、甘酒による血糖値の急上昇という危険性です。

米麹甘酒の主たる炭水化物は、これ以上分解できない最小単位の単糖類である「ブドウ糖」です。消化のプロセスをほとんど経ずに小腸から急速に吸収されるため、GI値(食後血糖値の上昇指標)は80を超える高GI値食品に分類されます。空腹時に一気に飲み干すと、血糖値の急激な乱高下(血糖値スパイク)を引き起こします。

急激に血糖値が上がると、膵臓から大量のインスリンが分泌されます。インスリンには交感神経を刺激して脈拍や血圧を跳ね上げる働きがあるだけでなく、体内のナトリウム再吸収を促進し、循環血液量を増やして血管壁に高い圧力をかけてしまいます。さらに、余剰なブドウ糖は血管内皮細胞のタンパク質と結びついて「AGEs(終末糖化産物)」を生成し、血管の弾力性を奪って動脈硬化を進行させます。

甘酒の糖質が高血圧に及ぼす影響を軽視し、「健康に良い発酵食品だからいくら飲んでも問題ない」と誤認して過剰摂取を続けると、肥満を誘発し、長期的な血圧悪化を招くという負の連鎖に陥るのです。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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