石川島播磨重工業からIhiへ|激動の歴史と2026年最新の現在地
石川島播磨重工業からIhiへ|激動の歴史と2026年最新の現在地の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。
かつて会社の象徴であった造船事業は、中韓勢の台頭や船価の低迷を受けて激しい再編を余儀なくされました。IHIは造船事業を分社化し、2013年にはJFEホールディングス傘下のユニバーサル造船と統合して「ジャパン マリンユナイテッド(JMU)」を設立。連結対象から持分法適用関連会社へと移行させ、固定費負担を劇的に圧縮しました。
この痛みを伴う構造改革によって捻出された経営資源は、現在の主力である「航空・宇宙・防衛事業」へと集中投下されました。現在では以下のような中核領域で圧倒的なシェアと技術的優位性を確立しています。
- 民間航空機エンジン:エアバスA320neo向け「PW1100G-JM」やボーイング787向け「GEnx」など、国際共同開発プログラムにおいて低圧タービンやシャフトなど高難度の回転部材を供給。
- 防衛省向けエンジン:航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F-35の国内最終組み立て・検査や、将来戦闘機(GCAP)向け次世代高出力エンジンの日英伊共同開発を主導。
- 宇宙開発:固体燃料ロケット「イプシロンS」の開発・製造や、宇宙探査用推進系システムの供給。