なぜ法の番人が?弁護士逮捕の実態と預かり金着服・資格剥奪の全真相

なぜ法の番人が?弁護士逮捕の実態と預かり金着服・資格剥奪の全真相について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。

弁護士による横領事件において、最も標的となりやすいのが遺産分割協議で預かった相続財産や、交通事故の示談金・損害賠償金、そして破産管財人として管理する破産財団の換価金です。

これらの金員は数千万円から数億円規模に達することも珍しくありません。通常、弁護士は自己の財産と明確に区分した「預り金専用口座」で管理する義務を負いますが、個人経営の事務所ではチェック機能が働きません。

事務員を雇わず弁護士1人で運営している事務所や、親族のみで経理を行っている小規模事務所では、帳簿の改ざんや残高証明書の偽造が容易に行われてしまいます。依頼者が「遺産の分配はまだですか」「示談金の入金はどうなっていますか」と問い合わせても、「相手方との調整に時間がかかっている」「裁判所の決定待ちだ」と言い逃れを続け、発覚を遅らせる手口が常套化しています。

最終的に他の案件の預り金で穴埋めをする「横領の自転車操業」に陥り、資金繰りが完全にショートした段階で被害者が警察や弁護士会に駆け込み、事件化するケースが大半を占めています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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