お風呂を沸かす料金相場と節約術|追い焚きとお湯張りはどっちが得?
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残り湯を翌日に沸かし直して再利用する節約術には、コスト面以上に「衛生環境の悪化」という深刻なリスクが潜んでいます。
衛生微生物研究センターをはじめとする研究機関の公表データによると、入浴直後のお湯には数千〜数万個の細菌(主に人の皮膚に常駐するブドウ球菌や大腸菌群)が存在します。そして、入浴後の浴槽をそのまま一晩放置すると、菌にとって繁殖に適した温度帯(25℃〜35℃)を長時間通過するため、翌日には数千万〜数億個へと爆発的に増殖します。
「沸かし直せば熱で殺菌できる」と誤解されがちですが、入浴用の設定温度(40℃〜42℃)では細菌は死滅しません。むしろ菌にとって活動しやすい快適な環境を整えることになり、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児がいる家庭では、レジオネラ症や皮膚炎、感染症の温床となる危険性があります。
さらに、皮脂汚れや石鹸カスを含んだ濁った残り湯を追い焚き配管に循環させ続けると、配管内部にバイオフィルム(ヌメリ・湯垢)が固着します。これが原因で循環フィルターが目詰まりを起こし、給湯器の故障や熱効率のさらなる低下を招くという悪循環に陥るのです。