ヤクルト常温放置はどこまで安全?乳酸菌の生存限界と飲むリスク
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ヤクルトの歴史は、1930年に京都帝国大学の医学博士・代田稔が、胃液や胆汁などの過酷な消化液に負けない強靭な乳酸菌の強化培養に成功したことから始まった。この情熱が結実し、株式会社ヤクルト本社が世界的な企業へと成長した現在も、基本思想は一切揺らいでいない。
代田博士が提唱した「予防医学」と「健腸長寿」の核となるのが、生きたまま腸に届いて宿主に有益な働きをもたらすプロバイオティクスの概念だ。私たちの腸内に広がる腸内細菌叢(腸内フローラ)は、無数の細菌が複雑なバランスを保ちながら健康を左右している。
シロタ株が腸内細菌叢(腸内フローラ)に到達して善玉菌を助け、悪玉菌を抑制するためには、飲む直前まで菌が余分なエネルギーを消費せず、高い活力を温存していなければならない。温度管理とは、代田博士が追求した菌の生命力を保つための不可欠な儀式なのだ。