綾野剛『るろうに剣心』外印役の怪演に衝撃!佐藤健との壮絶な裏側を徹底解説
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綾野剛の映画キャリアを振り返る上で、2012年は極めて重要なエポックメイキングな年でした。同年上半期、NHK連続テレビ小説『カーネーション』においてヒロインと許されぬ恋に落ちる周防亮治役を演じ、日本中の女性層から絶大な支持を獲得。哀愁漂う穏やかな大人の男性像として社会現象を巻き起こしていました。
その直後に公開されたのが映画『るろうに剣心』であり、さらに同年には蜷川実花監督の映画『ヘルタースケルター』も公開されています。朝ドラで見せた純朴で切ない表情から一転、無機質な仮面の下から凶暴な殺意を覗かせる外印への激変は、映画関係者や観客に「底が知れない変幻自在のカメレオン俳優」としての衝撃を与えました。
当時のインタビューや雑誌対談で、綾野剛は「役の感情を理解するのではなく、役の肉体そのものになる」という趣旨の演技論を語っています。形から入るのではなく、武術の稽古を通じて肉体を極限まで追い込み、その肉体が発する呼吸や痛覚からキャラクターの内面を構築していく憑依型のスタイルは、まさに本作の過酷な撮影現場で研ぎ澄まされたものでした。
この『るろ剣』第1作目での共闘と死闘の経験は、5年後の2017年に公開された映画『亜人』へと結実します。主演・佐藤健、最凶のテロリスト・綾野剛という座組で再び相まみえた二人は、限界を超えた肉体改造とノースタントアクションを展開。「健とならどこまでも高い壁を越えられる」と語り合ったその強固な絆の原点は、紛れもなく『るろうに剣心』の洋館のセットの中にありました。