ミスドのトランス脂肪酸は危険?現在の含有量と揚げ油の真相を徹底検証

ミスドのトランス脂肪酸は危険?現在の含有量と揚げ油の真相を徹底検証について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。

日本の外食チェーンにおいて、トランス脂肪酸低減への取り組みを極めて早い段階で断行したのがミスタードーナツでした。同社が全店で「低トランス脂肪酸オイル」を導入した時期は2007年12月。まだ日本国内で法的な表示義務や規制の議論が成熟しきっていなかった時期に、約40億円規模の設備投資と原材料調達網の再編を行い、従来の揚げ油と比較してトランス脂肪酸を約80%カットした特注オイルへと全面移行しました。

飲食ビジネスにおいて、揚げ油の組成を変えることは看板商品の食感、風味、サクサク感を根本から揺るがしかねない極めてリスキーな賭けでした。当時の開発チームは、部分水素添加油脂に頼らずに「外はサクッ、中はモチッ」とした独自の食感を維持するため、数千回に及ぶ試作を重ねたと伝えられています。

同社の取り組みはそこで留まりませんでした。2013年12月には第二世代となるオイルの再リニューアルを敢行。油脂メーカーとの共同開発により、油の酸化安定性を高めながらトランス脂肪酸の生成をさらに抑制する製法を確立し、2007年時点の数値からさらに約50%の低減に成功しました。現在私たちが口にしているドーナツは、この2段階にわたる大規模な技術革新の恩恵を受けた最新仕様のオイルで揚げられています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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