2階建て新幹線Maxはなぜ廃止に?最高速度とバリアフリーの誤算
2階建て新幹線Maxはなぜ廃止に?最高速度とバリアフリーの誤算について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。
日本の新幹線史において、大容量輸送の究極形として投入されたのが2階建て新幹線だった。首都圏への通勤需要が爆発的に急増した1990年代、線路の容量は上限に達していた。これ以上、列車の本数を増やせない。ならば「1編成に乗れる人数を増やすしかない」という至極明快な発想である。
こうしてデビューしたのが日本初の全車2階建て新幹線であるE1系新幹線電車だ。続いて登場したE4系新幹線電車(Max)は、16両編成時の定員が1,634名という高速鉄道として世界最大級の座席数を誇った。通勤時間帯の重度の混雑緩和において、その威力を遺憾なく発揮したのである。