濡れた本を元通りに!冷凍庫やペーパーでシワを防ぐ驚きの復活術
濡れた本を元通りに!冷凍庫やペーパーでシワを防ぐ驚きの復活術に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。
水没レベルで全体がぐっしょり濡れてしまった本に対して、絶大な効果を発揮するのが「冷凍庫で凍らせる」というアプローチです。この方法は警視庁警備部災害対策課が公式SNSで発信したことでも大きな話題を呼び、現在では広く知られるレスキュー術となりました。
なぜ冷凍すると綺麗に戻るのでしょうか。水分を含んだ紙を凍らせると、水が氷へと相変化する際に体積が膨張し、繊維同士が無理に引き合って縮むのを防ぎます。さらに、冷凍庫内の非常に乾燥した冷気によって、氷が直接気体に昇華する現象(フリーズドライに近い原理)が起き、繊維の配列を保ったままゆっくり水分が抜けていくためです。
具体的な手順は次の通りです。
ステップ1:表面の水分を優しく拭き取る
本を無理に開かず、清潔なタオルやキッチンペーパーで表紙や小口(断面)の水分を上から軽く押さえるように吸い取ります。
ステップ2:ジップロックに入れて密閉せずに立てる
本を開かない状態でジップロックなどのフリーザーバッグに入れます。このとき袋の口は完全に閉じず、少し開けておくのがポイントです。庫内の乾燥した空気を循環させるため、冷凍庫内には平積みではなく「立てた状態」で配置します。
ステップ3:24〜48時間しっかり凍らせる
丸一日以上放置し、本全体を完全にカチコチに凍らせます。
ステップ4:取り出して重しを乗せて自然解凍
冷凍庫から取り出したら、冷気が逃げないうちに雑誌や辞書などの平らで重いものを上に乗せ、室温でゆっくりと解凍・乾燥させます。水分が抜ける過程でプレスされるため、波打ちが劇的に軽減されます。