Wisc-V結果の見方を完全解説|5指標の凹凸が示す強みと合理的配慮
Wisc-V結果の見方を完全解説|5指標の凹凸が示す強みと合理的配慮に関する注目トピックをまとめてご紹介します。最新情報を求める方は必見です。
検査結果シートを渡された際、最初に目が行くのは全検査IQ(FSIQ)の数値ですが、統計学的な意味を正しく理解していなければ、子どもの能力を過小評価・過大評価するリスクが生じます。
WISC-Vの各合成得点(FSIQおよび各指標得点)は、同年齢集団における「平均値100、標準偏差15」の正規分布曲線上で算出されます。数値ごとの位置づけは統計学的に厳密に定義されています。
- 130以上:「非常に高い」(全体の約2.2%)
- 120〜129:「高い」(全体の約6.7%)
- 110〜119:「平均の上」(全体の約16.1%)
- 90〜109:「平均」(全体の約50.0%=もっとも標準的なゾーン)
- 80〜89:「平均の下」(全体の約16.1%)
- 70〜79:「低い / 境界域」(全体の約6.7%)
- 69以下:「非常に低い」(全体の約2.2%)
検査結果表に記載されている「パーセンタイル順位」は、「同年齢の集団が100人いた場合、下から数えて何番目に位置するか」を示す指標です。例えばパーセンタイルが「50」であればちょうど真ん中の平均、「16」であれば下から16番目(IQ85相当)、「84」であれば上から16番目(IQ115相当)を意味します。
また、各下位検査のスコアとして表示される「評価点(Scaled Score)」は、平均10・標準偏差3で評価されます。評価点が「7以下」の場合は明らかな苦手分野、「13以上」の場合は突出した強みであると判断するのが臨床上の目安です。