男子バレー世界ランキング2023!日本が歴代最高5位へ躍進した決定打
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2023年の大躍進を語る上で欠かせないのが、FIVB(国際バレーボール連盟)が採用している世界ランキング算出アルゴリズムの仕組みです。この新システムを深く理解することで、日本代表がいかに効率的かつ戦略的にポイントを積み上げたかが見えてきます。
現在のランキングシステムは、チェスやサッカーのFIFAランキングでも用いられる「イロ・レーティング(Elo Rating)」をベースにしています。単に大会の最終順位でポイントが付与される旧方式とは異なり、1試合ごとの勝敗およびセットカウント(3-0、3-1、3-2など)によってポイントが増減します。
- 対戦前の期待値(強さの差): 格上のチームに勝利すると大量のポイントを獲得できる一方、格下に敗れると甚大なポイントを剥奪される。
- セット数の重み: 3-0のストレート勝利が最もポイント獲得効率が高く、3-2のフルセット勝利では得られるポイントが少なくなる。
このシステム下において、バレーボールパリ五輪出場条件は「開催国フランス」「2023年OQTで出場権を得た6チーム」、そして「2024年VNL予選ラウンド終了時点の世界ランキング上位5チーム(未出場大陸優先枠を含む)」と定められていました。日本にとって、OQTで自力突破を決めることはもちろん、万が一を想定しても2023年中にランキングポイントを底上げしておくことが至上命題でした。
日本はVNL2023でブラジルやイタリアといった格上相手に勝ち星を積み上げ、1試合で+10点以上のビッグポイントを連続して獲得。逆にOQT初戦でエジプトにフルセットで敗れた際には約11ポイントを失う手痛い打撃を受けましたが、その後の試合をストレートまたは1セット失点のみでまとめ上げ、ポイント流出を最小限に食い止めました。試合ごとのポイントマネジメントをチーム全体が強く意識していたことも、ランキング上位キープの隠れた要因です。