なぜ広告を拒む?『暮しの手帖』編集長が明かす「買わされない生活」の真相
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この雑誌が単なるライフスタイル誌にとどまらない最大の理由は、家庭の小さなお鍋の底から、国家や平和という大きなテーマへと一直線に視線を繋げている点にある。花森安治がかつて訴えた「戦争は暮らしを破壊する最大の敵である」という言葉は、今も編集部の底流に流れる共通の倫理観だ。
日々の暮らしを慈しむ気持ちと、社会の不条理に対する怒りは表裏一体である。おいしいごはんを炊き、心地よい部屋を整える平穏な日常を守るために、政治や社会問題に対してどのような目線を配るべきか。政治的な偏頗に陥ることなく、どこまでも「一人の人間」の立場から世界を見つめる眼差しが、読者に深い共感と気づきを与えてくれる。