誕生月で病気リスクが変わる?米コロンビア大研究の真相と科学的根拠

誕生月で病気リスクが変わる?米コロンビア大研究の真相と科学的根拠の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

発端となったのは、米コロンビア大学医療センター(CUMC)のメアリー・レジーナ・ボーランド(Mary Regina Boland)博士やニコラス・タトネッティ(Nicholas Tatonetti)准教授らの研究チームが、医療情報学の権威ある学術誌『JAMIA(Journal of the American Medical Informatics Association)』に発表した論文です。 研究チームは、1985年から2013年までの28年間にニューヨークのプレスビテリアン病院を受診した患者約174万9,400人の電子カルテを対象に、疾患横断的関連解析(SeaWAS:Season-Wide Association Study)という独自開発のアルゴリズムを用いて網羅的に精査しました。 調査対象となった疾患は実に1,688種類に及びます。その結果、全体のわずか3.2%にあたる55疾患において、誕生月との間に統計的有意差が確認されました。この55疾患のうち16疾患は過去の個別研究ですでに報告されていたものでしたが、残り39疾患は本研究によって初めて相関が可視化されたものです。 統計的に算出された全体の疾病罹患リスクを俯瞰すると、最もリスクが低かったのは5月生まれ、逆に最も相対的リスクが高かったのは10月〜11月生まれという結果が導き出されました。この数字だけがセンセーショナルに切り取られ、世界的なバイラル現象を引き起こすことになります。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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