米騒動はなぜ起きたのか?1918年と令和の真相をプロが徹底比較検証

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スーパーの棚が空になる中で、世論から強く噴出したのが「なぜ政府は100万トンもの政府備蓄米を市場に放出しないのか」という疑問でした。

農林水産省が備蓄米放出に踏み切らなかった最大の理由は、「政府備蓄米は1993年のような大冷害・全国的凶作(作況指数90未満等)に備える最後の砦であり、民間流通の一時的な目詰まりで放出すべきではない」という制度的運用ルールにありました。米の年間総生産量と需要量の統計上、年間の絶対量は確保されており、秋の早期出荷米(宮崎県産や鹿児島県産、千葉県産など)を皮切りに順次供給が回復する見通しが立っていたためです。

仮に政府が備蓄米を安値で大量放出した場合、民間集荷業者や農家が確保している米の市場価格が暴落し、米農家の生産基盤を破壊してしまうリスクを懸念した側面もありました。

米不足のピークは早期米から本格的な秋の新米が出揃う8月下旬から10月上旬にかけて収束へ向かいました。しかし、資材費や人件費の高騰、流通コストの上昇が転嫁された結果、米の取引価格は騒動以前の水準には戻らず、一段高い相場が定着しています。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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