夏場に激しい咳が止まらない?冷気とカビが招くクーラー喘息の正体
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キンキンに冷えた空気を一気に吸い込んだ際、人の気管支は体温を守ろうとしてとっさにキュッと狭まる。これが「寒冷誘発気道収縮」と呼ばれる生理的メカニズムだ。健康な人であれば一時的な違和感で収まるが、喘息の素因を持つ人の気道は慢性的な微小炎症を抱えているため、この冷気に対して過剰かつ劇的な収縮反応を示してしまう。
日本呼吸器学会が発表している各種ガイドラインにおいても、室内外の温度差が7〜10度を超えると気道抵抗が跳ね上がることが指摘されている。真夏日に外気温が35度を超える中、20度前後に冷やされた室内に一気に飛び込む行為は、気管支に強い打撃を与えているに等しい。狭まった気道には分泌物が溜まりやすくなり、最終的には呼吸困難や激しい咳の連続発作を引き起こすことになる。