おやすみプンプン結末の真相|愛子の最期と彼が生かされた残酷な理由
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物語が終盤へと向かう第12巻から第13巻にかけて、幼少期からの歪んだ純愛は破滅的な逃避行へと変貌を遂げます。再会を果たしたプンプンと愛子でしたが、愛子の母親による凄惨なDVと新興宗教への傾倒という逃れられない現実が二人を待ち受けていました。
諍いの末にプンプンは愛子の母親の首を絞め、意識を失わせます。パニックの中で部屋を飛び出したプンプンに対し、現場に残った愛子は包丁を手に取り、母親の息の根を完全に止めました。ネット上の一部では「プンプンが母親を殺害した」と混同されがちですが、決定的な一撃を加えたのは愛子自身の手によるものでした。この事実は、愛子が背負った宿命の重さを物語る重要な分岐点です。
警察の追手から逃れるように南を目指した二人は、愛子の憧れの地であった鹿児島へと辿り着きます。しかし、そこにあったのは自由ではなく、精神的にも肉体的にも限界を迎えた二人の摩耗でした。愛子の身体は傷口の化膿と高熱に侵され、かつて交わした純粋な約束は、お互いを縛り首を絞め合う呪いへと変質していきます。
そして迎えた7月7日、七夕の朝。プンプンが目を覚ましたとき、愛子は工場の梁にロープをかけ、すでに冷たくなっていました。遺されたメモに書かれていた「私のこと忘れてね」という言葉。それは、プンプンを自分の呪縛から解放するための最後の願いであると同時に、決してプンプンの記憶から消えることがない絶対的な刻印でもありました。最愛の人の亡骸を背負って炎天下の街道を彷徨うプンプンの姿は、本作屈指の痛切な場面として読者の脳裏に焼き付いています。