妊娠中の性行為は胎児に影響?時期別のリスクと医師が教えるNgサイン
妊娠中の性行為は胎児に影響?時期別のリスクと医師が教えるNgサインとはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
日本国内の産婦人科医師の見解において、性行為を直ちに中止し医療機関へ相談すべき明確な危険シグナルが提示されています。
最優先で警戒すべきは、妊娠中の性行為に伴う出血です。妊娠中の膣粘膜や子宮頸部は充血して傷つきやすく、接触による軽微な「びらん出血」の可能性もありますが、前置胎盤や低置胎盤、あるいは絨毛膜下血腫による出血の兆候であるリスクを否定できません。茶褐色の微量出血であっても放置せず、鮮血やレバー状の血塊が見られた場合は夜間・休日を問わず即座にかかりつけ医への受診が必要です。
また、性行為中や行為後に下腹部がカチカチに硬くなる妊娠中のお腹の張りが続く場合も危険です。女性がオルガズムに達した際、下垂体後葉からオキシトシンが分泌されます。この妊娠中のオーガズムの影響により一過性の子宮収縮が引き起こされますが、通常は休息によって速やかに治まります。しかし、安静にしても収縮がおさまらない、周期的な痛みを伴う場合は、切迫早産へ移行する恐れがあるため注意を要します。
加えて見落としてはならないのが、コンドームによる感染症予防の徹底です。男性の精液には「プロスタグランジン」という子宮収縮や子宮頸管の熟化を促す生理活性物質が高濃度に含まれています。また、妊娠中は膣内の自浄作用が低下しており、大腸菌やカンジダ、B群溶連菌(GBS)などの細菌が子宮内へ侵入すると「絨毛膜羊膜炎」を引き起こし、破水や早産の決定打になり得ます。最初から最後までコンドームを正しく着用することは、母体と胎児を守る絶対防壁です。