なぜ札幌の霊園にモアイ像が?真駒内滝野霊園の謎と見どころ徹底取材

なぜ札幌の霊園にモアイ像が?真駒内滝野霊園の謎と見どころ徹底取材の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

札幌市街地から車で南へ約40分、滝野の丘陵地帯に入ると、突如として視界を埋め尽くす巨石文化の景観。「なぜ日本の霊園にモアイ像があるのか?」という疑問を抱く方は少なくありません。インターネット上では「テーマパークの跡地ではないか」「奇抜な観光誘致策か」といった様々な噂が飛び交っていますが、その真相は極めて真摯な祈りの思想に基づいています。

真駒内滝野霊園における札幌モアイ像の建立理由と歴史・経緯は、1980年代初頭の霊園開園時に遡ります。イースター島の言葉で「モ」には未来、「アイ」には生きるという意味があり、合わせると「未来に生きる」という強いメッセージが込められています。霊園を単なる死者の眠る場所ではなく、訪れる人々が命のつながりを感じ、先祖への感謝と共に前向きに生きる力を得る場にしたいという理念から建立されました。

敷地の入り口付近には、大小あわせて33体もの巨大モアイ像が一列に並んでいます。この「33」という数字は、仏教における観音菩薩の三十三応現身(あらゆる姿に身を変えて人々を救う教え)に由来しており、特定の宗教にとらわれない自由な霊園でありながら、古くからの東洋的な祈りの精神も融合させています。最大のもので高さ9.5メートル・重さ約120トン、比較的小さなものでも高さ6.5メートル・重さ45トンという圧倒的なスケールを誇ります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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