大相撲行司の給料年収格差を暴露!階格別の月給から退職金まで徹底解剖
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行司の給与を見る上で避けて通れないのが、土俵上で身にまとう「装束(直垂・烏帽子・軍配)」にかかる莫大な維持費です。
十両格以上に昇格すると、装束の素材が麻や木綿から高級な「正絹(シルク)」へと変わります。この正絹装束の仕立て代は1着あたり50万円から、高価なものになると200万円以上に跳ね上がります。年6回の本場所や巡業において、季節に合わせた夏用・冬用の装束を複数枚揃える必要があり、行司個人の給与だけで賄うのは極めて困難です。
協団から一定の装束手当が支給されるものの、実情としては部屋の後援会や「タニマチ」と呼ばれる支援者からの寄贈・仕立て直しに頼る部分が少なくありません。かつての名行司の手記やインタビューでも、「昇格したものの装束を揃える工面に奔走した」「タニマチへの挨拶回りと義理堅い付き合いが不可欠」といった苦労が赤裸々に語られています。
なお、同じく土俵を支える職種である「呼出し(よびだし)」も同様の階級制を採用していますが、呼出しの着物は協会の指定・支給割合が高く、装束代の自己負担・支援者依存という点では行司特有の重いカルチャーが存在します。