激痛の前に何が起きた?腸閉塞の前兆を見抜いた生々しい体験談
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「朝起きたとき、なんとなく下腹部が張っていて、いつものコーヒーを飲む気が起きなかったんです」。都内在住の40代男性は、搬送直前の半日をそう回想する。昼過ぎには鈍い腹部膨満感へと変わり、夕方には周期的に差し込むような痛みが訪れた。下痢止めの市販薬を飲んで横になったのが決定打だった。夜半、激しい吐気とともに緑色の胆汁を嘔吐し、自力で起き上がれなくなって救急車を呼ぶ事態に陥ったという。
腸閉塞(イレウス)の典型的な前兆として共通しているのは、「おならや便が完全に止まる」「お腹がゴロゴロと異常な音を立てて鳴る」「波のように強弱を繰り返す腹痛」の3点だ。多くの人が食べ過ぎや胃腸炎と自己判断して胃腸薬を服用し、受診を遅らせてしまう。嘔吐が始まってからでは脱水症状が急速に進み、ショック状態に陥るリスクが一気に跳ね上がる。