一眼レフのレンズフードは不要?プロが常時装着する理由と選び方

一眼レフのレンズフードは不要?プロが常時装着する理由と選び方の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

レンズフード売り場やカタログを見ると、主にギザギザの切り欠きがある「花形(チューリップ型)フード」と、筒状の「丸型(円筒型)フード」の2種類が存在することに気づきます。この形状の差は、デザインの好みではなくセンサーの縦横比(アスペクト比)と画角の幾何学的計算から生まれたものです。

一眼レフのイメージセンサーは「3:2」の長方形です。したがって、レンズから取り込む光の範囲も、円形ではなく四角い枠に収まる形で切り取られます。広角レンズにおいて筒状のフードを深く設計すると、画面の四隅にフードの影が写り込む「ケラレ」が発生します。そこで、上下左右の画角が狭い部分(長方形の短辺側・長辺側)は深く覆い、対角線の広い部分(四隅)を切り欠くことで、ケラレを防ぎつつ極限まで遮光性を高めた形状が花形フードです。

フードの種類適したレンズ焦点距離特徴・メリット注意点・デメリット花形フード広角〜標準ズーム(14mm〜70mm程度)四隅のケラレを回避しながら最大の遮光長を確保可能。装着時の向きが決まっており、回転角がズレると即ケラレが発生。丸型(円筒)フード中望遠〜超望遠(85mm〜600mm超)画角が狭いため均一に深く遮光可能。向きの厳密な制約が少ない。広角レンズに流用すると四隅が黒くケラレるリスクが高い。ねじ込み式・ゴム製オールドレンズ、単焦点、クラシック機フィルター溝(49mm〜77mm等)に取り付け可能で汎用性が高い。着脱に時間がかかり、伸縮ラバーの経年劣化や破損が起きやすい。

一方で、望遠レンズはもともとの画角が非常に狭いため、フードを長く伸ばしても四隅がケラレる心配がありません。そのため、均一な全周遮光と高い衝撃耐性を両立できる丸型フードが標準採用されています。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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