一眼レフのレンズフードは不要?プロが常時装着する理由と選び方
一眼レフのレンズフードは不要?プロが常時装着する理由と選び方の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
レンズフード売り場やカタログを見ると、主にギザギザの切り欠きがある「花形(チューリップ型)フード」と、筒状の「丸型(円筒型)フード」の2種類が存在することに気づきます。この形状の差は、デザインの好みではなくセンサーの縦横比(アスペクト比)と画角の幾何学的計算から生まれたものです。
一眼レフのイメージセンサーは「3:2」の長方形です。したがって、レンズから取り込む光の範囲も、円形ではなく四角い枠に収まる形で切り取られます。広角レンズにおいて筒状のフードを深く設計すると、画面の四隅にフードの影が写り込む「ケラレ」が発生します。そこで、上下左右の画角が狭い部分(長方形の短辺側・長辺側)は深く覆い、対角線の広い部分(四隅)を切り欠くことで、ケラレを防ぎつつ極限まで遮光性を高めた形状が花形フードです。
一方で、望遠レンズはもともとの画角が非常に狭いため、フードを長く伸ばしても四隅がケラレる心配がありません。そのため、均一な全周遮光と高い衝撃耐性を両立できる丸型フードが標準採用されています。