ヤン坊マー坊の現在!スタイリッシュ激変の真相と歴代デザイン史
話題沸騰中の ヤン坊マー坊の現在!スタイリッシュ激変の真相と歴代デザイン史について、主要な情報を整理して公開しています。
ヤン坊マー坊を語るうえで欠かせないのが、全国各地の民放各局で夕方に放送されていた『ヤン坊マー坊天気予報』です。1959年6月1日の放送開始から、2014年3月31日に幕を下ろすまで、足かけ55年間にもわたって日本全国のお茶の間を支えた長寿番組でした。
これほど愛されていた看板番組がなぜ終了したのか。そのヤン坊マー坊天気予報終了理由には、メディア環境の構造変化とヤンマーの広報戦略の転換という、ふたつの明確な事実が存在します。
最大の要因は、インターネットやスマートフォンの急速な普及による「気象情報アクセスの劇的な変化」です。かつて気象情報は、朝や夕方の決まった時間にテレビをつけて確認するものでした。しかし2010年代に入り、誰もがスマホアプリや気象情報サイトで「今いる場所の1時間ごとの天気や雨雲レーダー」を手元で即座に確認できるようになりました。テレビの定時天気予報を待つという生活行動そのものが急速に薄れていったのです。
もうひとつの理由は、ヤンマーが推進するマーケティング予算の抜本的な再配分です。地方局を網羅するスポット的な番組提供は国内の認知度維持には極めて有効だったものの、世界へ進出するBtoBソリューション企業としてのブランドメッセージを届けるには限界がありました。ヤンマーは地上波のミニ番組という枠組みを離れ、デジタルメディア、SNS、体験型施設、グローバルスポーツ協賛(セレッソ大阪支援やサッカー欧州リーグ提携)など、新たなコミュニケーションチャネルへ舵を切る経営判断を下したのです。