韓国語「どういたしまして」の真実!ネイティブが使う返し方大全
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韓国語学習者が真っ先に覚えるフレーズの一つでありながら、現地で使われない代表格が「천만에요(チョンマネヨ)」です。直訳すると「千万(のお言葉)です」となり、相手の感謝に対して「そんな滅相もない、お礼を言われる筋合いは万に一つもありません」とへりくだる格式高い表現に由来します。
国立国語院の言語使用実態調査や日韓の対照言語学研究のデータを紐解くと、現代ソウルの日常会話コーパスにおいて「チョンマネヨ」が口頭で発話される割合は0.5%未満という極めて低い数値にとどまっています。その理由は主に3つ存在します。
第1に、響きが極めて芝居がかって聞こえる点です。現代の韓国人にとって「チョンマネヨ」は、古い洋画の吹き替えや翻訳小説、舞台演劇のセリフのような不自然なニュアンス(いわゆる翻訳調・直訳体)を帯びて感じられます。
第2に、言葉の重さと心理的距離感です。「チョンマネヨ」は相手に対して極端に改まった態度を示すため、日常的なちょっとした親切に対して発すると、かえって相手に気まずさや他人行儀な印象を与えてしまいます。
第3に、英語の「You're welcome」の直訳教育の弊害です。かつての外国語教育の現場において、英語の定型表現に対応する韓国語として「チョンマネヨ」が機械的に割り振られ、それが改訂されずに教科書へ残り続けたという歴史的経緯があります。