今日から俺は! !柳楽優弥の怪演が放つ圧倒的存在感と長髪の真相
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映画『今日から俺は!!劇場版』において柳楽優弥が担った役柄は、隣町の極悪ヤンキー校として恐れられる北根壊(ほくねい)高校の番長・柳鋭次です。学校が火災に見舞われたことで、三橋や伊藤たちが通う軟葉高校の宿敵・開久(あけひさ)高校の校舎を間借りすることになった北根壊高校。そこで柳鋭次が仕組んだのは、開久の生徒たちに法外な値段(5,000円)で「北根壊の安全ピン」を売りつけ、従わなければ容赦なく徹底的な暴力を叩き込むという、組織的かつ卑劣な恐喝ビジネスでした。
原作漫画『今日から俺は!!』(西森博之・著)でも最もシリアスでバイオレンス度の高いエピソードとして名高い「北根壊編」。実写化にあたり、この最凶の敵をどう表現するかは製作陣にとっても最大の難所でした。柳楽優弥はこの難役に挑むにあたり、単なる喧嘩自慢の不良ではなく「何を考えているか分からない冷徹なサイコパス」としてのアプローチを選択。感情の起伏を殺した冷たい眼差し、薄ら笑いを浮かべながら相手を追い詰める残虐性、そして突然爆発する凶暴さを巧みに織り交ぜ、観客に本能的な恐怖を植え付けました。
舞台挨拶や映画パンフレットの公式インタビューにおいて柳楽優弥は、「福田監督からは『とにかく徹底的に悪く、怖くやってくれ』と言われていた」と明かしています。劇中で繰り出されるナイフを用いた俊敏なアクションシーンでは、一切の躊躇を感じさせない無慈悲な刃の軌道を見せつけ、コメディ映画の枠組みを完全に超越した圧倒的なリアリティをスクリーンに刻み込みました。