13階段は日本に実在するのか?死刑台の都市伝説と名作小説の真相

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結論から述べると、現在の日本の刑事施設(拘置所)において「13階段」という固定された絞首台の構造は実在しません。そもそも日本において死刑が執行される場所は刑務所ではなく、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の全国7カ所に設置された拘置所(またはその支所)の刑場です。

現代の日本の執行室は、死刑囚の精神的動揺を極力抑えるため、床面がフラットなフローリング仕様になっているケースが主流です。踏板(落とし戸)の上に立った死刑囚の足元が開き、下の階(地下階)へ落下する構造が採用されているため、死刑囚自身が「高い階段を13段登る」ような処刑台の光景は存在しません。立ち会う刑務官や検察官が階下へ移動する際に数段の階段を使うことはあっても、段数が13段に定められている事実はありません。

では、なぜ「日本の刑場に13階段がある」という説が根強く信じられているのでしょうか。その最大の要因は、戦後に極東国際軍事裁判(東京裁判)の舞台となった「巣鴨プリズン(旧東京拘置所跡地)」に設置されていた絞首台が、実際に13階段であったことにあります。アメリカ軍が設営した処刑台を米軍式の規格で組み立てた際、地上から台へ上がるステップが正確に13段で作られていたため、東條英機をはじめとするA級戦犯の処刑報道とともに「死刑台=13階段」の強烈なイメージが日本全国に定着しました。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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