突然の呂律が回らない原因とは?脳梗塞の前兆と命を守る受診基準

突然の呂律が回らない原因とは?脳梗塞の前兆と命を守る受診基準に関する疑問を分かりやすくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

Q1:お酒を飲んでいないのに、夕方になると呂律が回らなくなることがあります。これは疲労ですか?
A1:慢性的な疲労や眼精疲労、自律神経の乱れにより舌や顎の筋肉の緊張が低下して言葉がもつれることはあります。しかし、夕方から夜間にかけて症状が悪化する病態として「重症筋無力症」などの神経筋接合部疾患や、潜在的な脳虚血が隠れている可能性も否定できません。頻繁に繰り返す場合は自己判断せず、一度脳神経内科で頭部MRIおよび神経学的検査を受けてください。

Q2:呂律が回らない症状とともに、強い眠気がある場合は危険ですか?
A2:極めて危険な兆候です。発話障害と強い眠気(傾眠状態)が同時に現れている場合、単なる睡眠不足ではなく、脳幹梗塞や広範な脳梗塞、あるいは頭蓋内圧亢進による意識レベルの低下が生じている可能性が高いと考えられます。呼びかけへの反応が鈍い場合は、一刻を争うため即座に119番通報を行ってください。

Q3:数分間で呂律が元通りになりました。痛む場所もないのですが受診は必須ですか?
A3:直ちに受診が必要です。症状が完全に回復した場合でも「一過性脳虚血発作(TIA)」の可能性が極めて濃厚です。TIA発症後の48時間以内は本格的な重症脳梗塞を起こすリスクが跳ね上がるため、痛みがなくとも「すでに病気は始まっている」と認識し、速やかに脳神経外科を受診してください。

Q4:家族の呂律が回らなくなったとき、救急車が来るまでに何をすべきですか?
A4:まず「発症した正確な時刻」を確認・メモしてください。患者を無理に立たせたり歩かせたりせず、平らな場所に寝かせます。嘔吐による窒息を防ぐため、顔を横に向けた「回復体位」をとらせるのが安全です。また、窒息や誤嚥性肺炎の危険があるため、水や薬を絶対に飲ませてはいけません。ベルトやネクタイを緩めて呼吸を確保し、救急隊の到着を待ってください。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest