会陰切開の痛みを和らげる方法!痛みのピークと助産師直伝の激痛ケア

これさえ読めば安心! 会陰切開の痛みを和らげる方法!痛みのピークと助産師直伝の激痛ケアの進め方を順番に解説します。

現代の産科医療では、会陰切開の縫合に体内で自然に分解・吸収される「吸収糸(いわゆる溶ける糸)」を用いる施設が主流です。これに関して、ネット上や産前指導で広く流布している誤解が「溶ける糸だから抜糸の必要がなく、痛みも少ない」という言説です。

実際には、この「溶ける糸」こそが産後数日目の激しい苦痛の主因になっているケースが多々あります。吸収糸は組織が分解・脱落するまでに約2週間から1ヶ月程度の時間を要します。しかし、産後3〜5日を過ぎて局所の腫れが引いてくると、糸だけがピンと張り詰め、周囲の皮膚を強く引っ張り続けます。これが、産婦を悩ませる「針で刺されるようなチクチク感」「突っ張って身動きが取れない苦痛」の正体です。

「溶ける糸だから抜糸してはいけない」と思い込んでいる女性が少なくありませんが、これは大きな誤解です。産後4〜5日目が経過して皮膚の接合が確認できれば、退院診察時や1週間健診の段階で余分な糸を切って取り除く(抜糸する)ことが可能です。

「抜糸は痛いのではないか」と恐怖を感じる方も多いですが、実際の抜糸は専用の医療用ハサミで結び目をミリ単位で切断してスッと引き抜くだけであり、チクッとした軽い刺激が一瞬走る程度で済みます。それどころか、糸の張力が解放された瞬間に「今までの激痛とつっぱり感が嘘のように消え去った」「歩くのが一気に楽になった」と劇的な改善を実感するケースが圧倒的多数を占めます。つっぱり感に耐えかねている場合は、我慢せずに担当医へ「糸のつっぱりが辛いので、抜糸できるか診てほしい」と直訴することを強く推奨します。

一方で、「産後1ヶ月経っても痛みが引かない」というネット上の反応についても検証が必要です。通常であれば1ヶ月健診の時点で創部の痛みはほぼ消失します。それにもかかわらず、1ヶ月を過ぎてもズキズキ痛む、黄色い浸出液や悪臭がある、米粒のようなしこり(肉芽腫)が触れて触れると激痛が走る、といった症状が続く場合、自然治癒を待つのは危険です。

これらは糸の結び目に対する異物反応による「縫合不全や肉芽形成」、あるいは「細菌感染」が疑われるサインです。肉芽であれば外来で局所麻酔を併用した簡単な切除・硝酸銀による焼灼処置やステロイド軟膏の塗布により、数日のうちに痛みが劇的に改善します。「産後だから痛くて当たり前」と自己判断して放置せず、速やかに産婦人科外来を受診してください。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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