ミスチル「Tomorrow Never Knows」なぜ社会現象に?名曲の真相
ミスチル「Tomorrow Never Knows」なぜ社会現象に?名曲の真相に関する主要な事実を丁寧にまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。
メガヒット曲ゆえに、ネット上には事実と異なる言説も流布しています。その代表的な誤解を検証し、事実を記録しておきます。
誤解1:「ドラマのために書き下ろされた楽曲である」という説
実際には、メロディの原案自体はドラマのオファーや詳細なプロットが届く前のツアー中、桜井の頭の中に既に存在していました。ドラマ制作陣からの「若者のリアルな痛みを表現してほしい」という熱烈な要望と、桜井が温めていたコード感が合致したことで、急速にタイアップソングとして結実したというのが正確な経緯です。
誤解2:「ザ・ビートルズの曲を意識したパロディである」という説
同名異曲としてザ・ビートルズの『Tomorrow Never Knows』(アルバム『リボルバー』収録)が存在します。タイトルは意図的にオマージュされたものですが、ビートルズの楽曲がジョン・レノンによるサイケデリック・ロックの実験場(テープの逆回転やワンコード進行)であるのに対し、ミスチルの楽曲はメロディアスな王道ポップスであり、音楽的構造は完全に別物です。小林武史と桜井和寿が意図したのは、「誰も明日のことなど分からない」という普遍的な言葉の響きを、90年代の日本のポップカルチャーへ再定義することでした。