上野動物園でオカピがいない真相と国内で会える動物園2026

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上野動物園の西園、不忍池のほとりに位置する「アフリカの動物」ゾーンを歩いても、オカピの放飼場は見当たりません。ネット上では「改装工事中の一時退避ではないか」といった憶測も散見されますが、結論から述べると上野動物園におけるオカピの飼育・展示は完全に終了しています。

事態が動いた決定的な契機は、長年愛されてきたオスの「トンプ」が2014年8月24日に26歳で死亡したことです。トンプは1988年7月にアメリカのサンディエゴ野生動物公園(現サンディエゴ・ズー・サファリパーク)で生まれ、1999年に来日。国内のオカピ最高齢記録を更新する大往生でした。

当時ペアリング相手として飼育されていたメスの「カセンイ」についても、国内での血統維持と繁殖を成功させる国家的プロジェクトに基づき、トンプの生前である2012年10月に横浜市立金沢動物園へと移動しました。オカピは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種(Endangered)に指定されており、単なる一園での見世物ではなく、日本動物園水族館協会(JAZA)加盟園館が一体となって血統を管理しています。上野動物園は新たな個体を補充せず、繁殖適齢期の個体を横浜エリアに集約する判断を下したのです。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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