熊は本当に人を食べるのか?捕食の真相と襲う理由・命を守る撃退法
熊は本当に人を食べるのか?捕食の真相と襲う理由・命を守る撃退法についての最新情報をお届けします。
日本国内でクマと対峙する際、北海道に生息する「ヒグマ」と本州・四国に生息する「ツキノワグマ」では、体格や攻撃の意図に明確な差異が見られます。
ヒグマとツキノワグマの習性違いを比較すると、ヒグマは成獣の体重が150〜400kgに達し、力・凶暴性ともに桁違いです。ヒグマによる人身被害は、最初から人間を捕食対象として奇襲・追殺してくる割合がツキノワグマに比べて高くなります。
一方、ツキノワグマ(体重40〜120kg)による人的被害の多くは、山中でバッタリ鉢合わせた際の「自己防衛的な一撃」です。驚いたクマが人間の顔面や頭部を爪で引っ掻き、その場から逃走するパターンが主流でした。しかし、2016年に秋田県鹿角市で発生した十和利山クマ襲撃事件(タケノコ採りの男女4名が死亡・食害)のように、ツキノワグマであっても人間を捕食する個体が存在することが証明されています。
現場で人間を襲う熊の特徴として警戒すべきなのは、以下の条件に当てはまる個体です。
・人間を見ても逃げず、一定の距離を保ちながらじっと見つめて追尾してくる
・母離れ直後で人間への恐怖心を持たない若いオスのクマ(いわゆる新世代クマ)
・怪我や老衰、激しい飢餓により通常の狩りや木の実の採餌が困難になっている個体
・ゴミ捨て場や果樹園で人間の食べ物の味を完全に覚えている個体