びわの食べ方決定版!お尻から剥く裏技と種の危険性・保存の真相
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「高級なびわをいただいたから、傷まないようにすぐ冷蔵庫の野菜室に入れた」――この行動は、実はびわの美味しさを台無しにする最大の落とし穴だ。びわの取り扱いにおいて絶対に押さえておくべき科学的性質は、以下の2点である。
1. びわは「追熟しない(非クライマクテリック型果実)」
メロンやキウイ、バナナと異なり、びわは収穫された瞬間からエチレンの分泌が活発化せず、糖度が増加することはない。つまり「置いておけば甘くなる」ということは一切なく、収穫直後が糖度のピークであり、時間の経過とともに酸味が抜け、水分が蒸散して品質は劣化の一途をたどる。購入後は可能な限り早く食べ切ることが大原則となる。
2. 冷蔵庫に入れっぱなしにすると「低温障害」を起こす
南房総や長崎など温暖な気候で育つびわは寒さに極めて弱い。5℃以下の冷蔵環境に長時間さらされると、細胞膜が破壊されて果肉が褐変・軟化する「低温障害」が発生する。さらに、人間の甘味受容体(TRPM5チャネル)は15〜35℃の温度帯で最も敏感に反応する特性がある。冷え切った果肉は甘みを感じにくくなるため、びわ本来の繊細な風味を味わうには食べる2〜3時間前に冷蔵庫に入れるのが理想的だ。